こんにちは。倫理綱領委員会です。
清雅苑の母体である社会福祉法人東京聖労院には、清雅苑のような高齢施設が5施設、児童施設が8施設あります。そして、社会福祉法人東京聖労院には職員倫理綱領及びそのガイドラインがあります。高齢・児童各施設に倫理綱領委員がおり、職員に倫理綱領を浸透するための活動をしています。年2回、各施設の委員が集まり(現在はオンライン開催ですが)活動予定や報告、意見交換や情報共有を行っています。
一部ガイドラインの紹介です。
社会福祉法人東京聖労院職員倫理綱領ガイドライン
私たちが重点的に擁護する権利を明確にし、実践と行動のガイドラインを示します。
- いかなる虐待からも守られる権利
皆様は、身体的虐待、介護放棄、育児放棄、心理的虐待、性的虐待、経済的虐待等、全ての虐待から守られる権利を持っています。
<ガイドライン>
→いかなる理由においても、虐待はしません。
→虐待の早期発見に努め、関係機関と連携して対応します。
→虐待防止の正しい知識習得のため継続的に学びます。 - 平等にサービスを受ける権利
皆様は、何人からも差別・選別されることなく平等にサービスを受ける権利を持っています。
<ガイドライン>
→出自、性別、年齢、人種、宗教、文化的背景、社会的地位などの違いにかかわらず、自由を尊重し平等にサービスを提供します。 - サービスの説明を受ける権利
皆様は、サービスの内容について十分な説明を受ける権利を持っています。
<ガイドライン>
→提供するサービスについて、適切な方法、分かり易い表現を用いて、事前に説明します。
→提供されるサービスについて、質問、相談があった際には、誠実に対応します。 - サービスの方針や内容・環境について自己選択・自己決定できる権利
皆様は、サービスの方針やその内容について意見を表明することができ、自分で選択し決定する権利を持っています。
<ガイドライン>
→サービスを実施するにあたっては、皆様の意思を反映させます。
→自己選択、自己決定が出来るよう支援します。
→意思表明が困難な場合、権利擁護関連の制度を活用、紹介するなど自己決定できるよう支援します。 - 社会に参加する権利
皆様は、地域社会の一員として、自らの意思に基づき、心豊かな暮らしを送る権利を持っています。
<ガイドライン>
→社会を構成する一員として生活できるよう地域社会と連携を深め、橋渡しを行います。 - より良い支援を受ける権利
皆様は、より良い支援を受ける権利を持っています。
<ガイドライン>
→専門知識、あらゆる社会資源を活用し、皆様の生活がより良いものとなるよう支援します。
→職場内における教育や、研修への参加、自己学習を通して常に援助方法の改善を行い、専門性の向上に努めます。 - 個人情報の保護と開示要求に関する権利
皆様は、自分自身に関する情報を保護される権利と知る権利を持っています。
<ガイドライン>
→個人情報の保護、保全に万全を尽くします。
→情報の開示要求があった場合には、他の方の権利侵害がない等支障のない範囲で
速やかに応じます。